つるバラ・修景用バラ
木香薔薇 Rosa banksiae
4月も終わりに近づくと思い出す光景があります。
10数年前、京都の郊外で出会ったモッコウバラの生垣。
それは20mほど続き、キレイに刈り揃えられていて、
たおやかな春の気配の中で霞をまとった様な黄色の小さな万重咲きの花の連なりでした。
木香薔薇は中国から江戸時代の前期に渡ってきました。
常緑の低木で別名を木香花とも言います。
キク科のモッコウに似た香りを持ち、トゲが無く日当たりの良いところに植えれば
病害虫も少なく育てやすい品種です。
5月から6月にかけて咲く白い花は香りがよく干した根は芳香剤としても使われています。
スタンダード仕立てにして枝垂れるように咲かせても見事です。
黄モッコウバラはモッコウバラの変種で4月下旬から咲き始めます。
野見山