バラ図鑑

アイスバーグ

 

19世紀、ヨーロッパノイバラに日本の野生バラと中国のコウシンバラを交配し

ポリアンサ系ローズと呼ばれる房咲きのバラがフランスの育種家ジャン・パプチスト・ギヨーにより誕生しました。

 

そしてポリアンサローズに四季咲き性の特性を活かしたバラをP・T・ポールセン(デンマーク)が

20世紀の初頭に交配を重ねフロリバンダローズが生まれました。

 

四季咲き性、花径約5~10cmの中輪房咲き、ブッシュ型の樹形を直立または株立ち状、耐寒性に優れています。

 

1958年ドイツのコルデスがフロリバンダローズの白花の代表ともいえるアイスバーグ(Rosa Iceberg)を作出します。

別名を白雪姫。

 

緑の輝く葉と白花がとても魅力的で強健でとげが少ないので育てやすい品種です。

 

このバラはマリア像に描かれているバラではないかと思うほど清純な感じがします。

特に新大陸で初めて聖人とされたペルーのリマの聖女ロサ(1586~1617)を描いた

クラウディオ・コエーリョ 「リマの聖女ロサ」 (プラド美術館所蔵)が腕に抱いたバラはアイスバーグを思い起こします。

 

 

春のバラフェア開催中です。

~5/27(日)まで。

関連商品ポイント5倍です。

綺麗に咲いたバラがたくさん入荷しています。

是非、見にいらしてください。

 

 

野見山

 

 


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木香薔薇 Rosa banksiae

 

4月も終わりに近づくと思い出す光景があります。

10数年前、京都の郊外で出会ったモッコウバラの生垣。

それは20mほど続き、キレイに刈り揃えられていて、

たおやかな春の気配の中で霞をまとった様な黄色の小さな万重咲きの花の連なりでした。

 

 

木香薔薇は中国から江戸時代の前期に渡ってきました。

 

常緑の低木で別名を木香花とも言います。

 

キク科のモッコウに似た香りを持ち、トゲが無く日当たりの良いところに植えれば

病害虫も少なく育てやすい品種です。

 

5月から6月にかけて咲く白い花は香りがよく干した根は芳香剤としても使われています。

 

スタンダード仕立てにして枝垂れるように咲かせても見事です。

 

黄モッコウバラはモッコウバラの変種で4月下旬から咲き始めます。

 

 

 

野見山


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黄色のバラ

春に咲く色とりどりの花。

その中でも菜の花・ミモザアカシア・ポピーなど鮮やかな黄色に心惹かれます。

 

長い間、ヨーロッパには黄色のバラはありませんでした。

東南アジアの野生種「ロサ・フェティダ」は16世紀にヨーロッパに渡った最初の黄色いバラ。

別名「ペルシアン・ローズ」

 

1900年にハイブリット・パーペチュアルと交配してアプリコットイエローのモダンローズ「ソレイユ・ドール」が誕生しています。

モダンローズに黄色をもたらした貴重な品種です。

 

オールドローズとモダンローズの交配により作られたイングリッシュローズにも多くの黄色のバラがあり、

「グラハムトーマス」は豊潤で深い黄色の花でイングリッシュローズの中でも最高の品種のひとつです。

 

「シャルルオースチン」と「アイスバーグ」を親に持ち1983年作出。

育てやすく強健でティの香りがします。

 

 

 

野見山

 


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マダム・アルディ Mame.Hardy

120種あまりで地球上に誕生したバラは、長い長い年月を経て今日では数万種類にも増えています。

ローマ帝国の滅亡とともに多くのバラが途絶えたヨーロッパにも12~13世紀の十字軍の遠征によって中東から戻ってきました。

その中でもダマスクローズの原種は貴族や富裕な商人の庭で沢山見られるようになり、
芳香のある花弁は香水の原料にもなっています。

ダマスクローズの中でも代表的な花

”Mame.Hardy (マダムアルディ)” は1832年にフランスマルメゾン宮殿の庭師・アルディに拠り作出されました。

クォーターロゼット咲きの純白の花弁の中にグリーンのボタンアイ、
ダマスクの甘美な香りの中にレモンの香りも混じります。

枝は細長く伸びるのでポール仕立てにしたり、フェンスに絡ませても素敵です。

野見山


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バラの冬剪定

剪定って嫌いじゃないんですよね、花を観賞するのと同じくらい好きです。
でも、そう年がら年中剪定してる訳にもいかないから、かなり我慢しています。

やっと冬剪定の季節になりました(喜)。
という事で、イングリッシュローズの「アン ブリン」(写真 1)。

写真1

この鉢は、イングリッシュローズセミナーで有島先生に植え替えのデモをしてもらった株です。

サクサクッと剪定終了(写真 2)。

写真2

一丁あがり!

お次は同じくイングリッシュローズの「ソフィーズローズ」(写真 3)。

写真3

これはこの春に植え付けたもの。かなり楽しませてくれました。

シュートの発生が少ない品種かな?…管理上に問題があるのか?(栽培が下手くそなだけ!)枝張りが今ひとつ…

すぐ終わっちゃいました…つまらない…(写真 4)。

写真4

お待たせしました、粉粧楼です。
秋剪定が9月上旬だったかな?
秋にはとても良く咲いてくれました。ツイッターでも皆様にお褒めを頂き、ありがとうございました。
現在、株の直径100cm丁度(写真 5)。

写真5

残り花が少し咲いていますけど…やってしまいましょう!
秋剪定のように軽い切り方でもこの品種はいいんでしょうけど…(写真 6)。

写真6

もっと切りたい~っ!
…ええ…やりますよ、僕のバラですからね!
という事で剪定終了(写真 7)。

写真7

9月の秋剪定と同じアングルで撮影しましたので比較してみてください。
直径約70cm、秋よりやや小さめに仕上がりました。

枝の切り方、というか残し方(写真 8)。

写真8

こんな感じです。
全体を上から見ると放射状に枝が配置されていますね(写真 9)。

写真9

各枝の芽から枝が伸びる方向を想定して切るとこのようになります。

この感じが大好きなんですよ…一年のうち半分はこのままでもいいくらい(笑)。

あとは、植え替えなんですけど、やるかやらないかはまだ決めていません。この鉢で2年3カ月栽培していますが…

まだ根づまりはしていないみたいだし…

まあ、抜いてみて根の育ち具合を見たい気持ちはあるんですが…リクエストがあればやってみましょう。興味ある方は是非コメントをお願いします。

 


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―キイロアザミウマ被害状況―

この夏は普段とは少し違うスリップス(アザミウマ)の被害が頻発していました。

ハダニじゃなくてスリップの類だろう…とは思っていましたけど…
(写真 1)

写真1

キイロアザミウマでした。
先日、関西の園芸屋さん(つまり同業者さん)でバラ界の著名人の方が御来店されまして、その話題が出ました。
…「もしかしたら、ミナミキイロアザミウマかも知れません…」とのお話…

特効薬ないかなぁ~
どなたか教えてください。

さて…我が「粉粧楼」は?…

かなりの被害を受けましたがなんとか咲いています。(写真 2、3、4)

写真2

写真3

写真4

今日は雨だし…
店内で撮影。

全体はこんな感じです。(写真 5)

写真5

まだ咲き始めですね、ひと月以上は楽しめるかな?


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―秋の剪定 その2 粉楼粧編―

前回に引き続き、秋の剪定です。

毎度おなじみの粉粧楼、株の直径約120cm(写真1)

写真1

 

完全四季咲きの性質ですが、この性質、実はくせもの・・

暑くても蕾が出て来るから、つい咲かせてしまう。かなり弱った株にでも蕾が着きます。でもそんな株にはいい花咲きませんね~

前々回のように摘み取るに限ります。

 

さぁて・・・・・

剪定するぞ!園芸屋の鋏は武士の刀!・・単なる商売道具だろ・・(写真2)

写真2

 

なんと、偶然にもバラマニア、O様、御来店・・

しばらくはバラについて、あーでもない、こーでもない・・延々とバラ談議・・

 

・・ようやく剪定開始。右側は剪定済み、左側はこれから・・(写真3)

写真3

これならば違いがわかりますよね?

上からは・・(写真 4)

写真4

僕は割と深く切る方かな?・・でもお店ではかなり手加減していますけど・・

 

という事で、剪定終了・・(写真 5)

写真5

株直径約80cm、およそ3分の1を剪定した事になりますね。

再び上から(写真 6)

写真6

 

そのあとは、肥料と薬剤です・・

テンコ盛りです・・

親の仇みたいに・・

その他、書けないコト諸々・・(笑)

 

さぁて・・どんな感じに咲きますかねぇ~

 

 

 


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―秋の剪定 その1―

そろそろ秋の剪定の季節ですね。お店のバラ達も2番花、3番花を咲かせて枝が伸び放題のものが見受けられます。

 

ベンチのイングリッシュローズ達・・サクサクっと剪定して施肥、コガネムシ対策としてオルトランDX粒剤をテンコ盛り・・(写真1)

写真1

この感じ好きです(笑)・・遠慮なく切り詰めた株・・ふてぶてしく撒かれた表土上の農薬・・武骨に転がる肥料・・

これから迎える新芽の成長と、その先にある繚乱たる開花を約束する楽屋裏です・・
やっぱりバラに限らず、栽培ってモノにはメリハリをつけなきゃいけません!
気分の上でも作業上でも・・

話は少しズレますが、近年被害の多いのがコガネムシの幼虫による根の食害です。
正式名は「アオドウガネ」(写真2)

写真2

コイツは成虫は葉を食べるんですが、それはまだいい!
困るのは地下部分(つまり、根ですよね・・)の食害です。被害が大きいと1株まるまる枯れます。しかも突然に・・普段目に付かないから、気付いた時には手遅れな事が多いです。
これから産卵期に入ります。予防第一で行きましょう。

 

本題の剪定ですね・・ハイド・ホール(写真3)とアン・ブリン(写真4、5)イングリッシュローズの返り咲きシュラブタイプの品種です。

写真3 ハイド・ホール

写真4 アン・ブリン

写真5 アン・ブリン

実に奔放に伸びています・・(これだから、イングリッシュは・・・・・もうっ!)
いくつか秋の花は数が少なくなるという品種もあるみたいですけど、結構好き勝手に剪定してみました。
ハイド・ホールはこんな感じ(写真6)少し黒星病が出て、葉が少ないです。秋は一輪咲きが多いという事です。どんな感じになりますかね?

写真6 ハイド・ホール

 

次はアン・ブリン(写真7、8)この品種は耐病性がありますね。葉がきれいです。2鉢あるので剪定のやり方を少し変えてみました。違いが出ますかねぇ?

写真7 アン・ブリン

写真8 アン・ブリン

今回の剪定は僕もはじめての品種でした。勘と読みで作業を進めましたが、どんな結果になるでしょうか?

お待たせしている粉粧楼は次回やります。ではまた、御機嫌よう!

 


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―粉粧楼栽培記…摘蕾と消毒…―

 

ちょっと油断したら粉粧楼にハダニが発生していました(写真 1)

写真1

2番花の後に伸び出した芽に小さな蕾も出ています…
早速摘蕾…粟粒くらいの蕾まで念入りに摘み取る!(写真2)

写真2

結構ムキになってやります…

摘み取った蕾(写真 3)

写真3

 

1円玉と比較してください、かなり小さい蕾まで摘み取りました。

 

それから…気になっているヤツ…

原種のRosa foetida bicolor サンプルにしたい位の見事な黒星病です(写真4)

写真4

 

上半分はきれいですけど(写真 5)

写真5

 

摘蕾と病葉とりが済んだら消毒です。

殺ダニ剤と殺菌剤を散布する!

これでもか!という具合に…
農薬漬けです!

「粉粧楼」…このバラは薬剤散布を如何に的確に行うかが、きれいに育てる重要なポイントだと思います。

消毒後…薬液が乾いて水和剤が白っぽく残留しています(写真 6)

写真6

 

この状態を見ると、(ああ…薬剤散布したなぁ~) と、実感して不思議な充足感にとらわれます。

まぁ…僕は、バラの栽培の作業の半分近くが消毒だと思っていますから…

 


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―本日の作業―

フロリバンダのアイスバーグ、一番花が終わってから植え替えて、約1ケ月経ちました。(写真1)

写真1

蕾がかなりついてます(写真2)

写真2

全部摘み取る!遠慮しません! (写真3)

写真3

もちろん咲かせてもいいんですが・・
でも僕は取りますね(笑)
この鉢は秋までに株を大きく育てたいし、夏は花もちが悪いから。
そして、肥料を与えて消毒(薬剤散布)をする。

 

別の株(Rosa foetida)黒星病が再発・・(写真4)

写真4

しばらくは集中的に殺菌剤を撒かなければ・・
今夜の降水確率が気になりますね・・


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